話題映画『翔んで埼玉』のあらすじ、ネタバレ、感想です!

まだ本作品をご覧でない方は、ネタバレありますのでご注意ください。


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『翔んで埼玉』のキャスト



原作は、日本漫画家の鬼才のパイオニアであり「パタリロ!」などの様々なジャンルを盛り込んだ漫画を手掛ける魔夜峰央先生の、渾身の埼玉県ディスり漫画同名作品である『翔んで埼玉』です。

埼玉県をディスったコミックが実写化された話題の映画『翔んで埼玉』のキャストをご紹介します。

  • 壇ノ浦百美:二階堂ふみ
  • 麻実麗:GACKT

  • 壇ノ浦建造:中尾彬
  • 壇ノ浦恵子:武田久美子
  • 阿久津翔:伊勢谷友介
  • 菅原好海:ブラザートム
  • 菅原真紀:麻生久美子
  • 菅原愛海:島崎遥香
  • 五十嵐春翔:成田凌(友情出演)
  • 青年:間宮祥太朗
  • 下川信男:加藤諒
  • おかよ:益若つばさ
  • 西園寺宗十郎:麿赤兒
  • 神奈川県知事:竹中直人
  • 埼玉デューク:京本政樹


  • 『翔んで埼玉』映画のあらすじ



    それは一人の埼玉県出身の女性が、恋人と共に東京へと引っ越しをする事から始まります。

    彼女の名前は菅原愛海(島崎遥香)。

    恋人の春翔(成田凌)との結婚を控え、両親の運転で、彼が待つ東京へと両親(ブラザートム・麻生久美子)と共に車に乗って走っていた中、ラジオから“埼玉県解放の為に戦った、埼玉解放戦線”の事が流れてきます。

    19xx年・・・日本社会において、僻地であり辺境でもある埼玉県は、東京都民にとっては人の住む地ではなく不毛なる土地であり、“そこに住む住人は人にあらず”と徹底とした迫害を行っていたのです。

    東京へ行くには、埼玉県民は通行手形が必要になり、もし許可も無く東京へ入れば埼玉狩りの精鋭部隊に拘束され、人としての扱いを受ける事無く一途の迫害を受け続けるしかありませんでした。


    そんな同じ日本人同士でいがみ合う故国へと帰国した一人の男子が、日本へと降り立ちます。

    遠くアメリカから帰国した男子の名前は麻実麗(GACKT)。

    彼は東京にある、都会指数が高くなければ通う事の許されない超名門校・白鵬堂学院へ入学を果たします。

    すぐさま容姿端麗なの美貌に、学園の女子達は羨望の眼差しを向け、彼に学園を案内していきます。

    白鵬堂学院においては、成績よりも出身地でランクが決められており、親の仕事の都合により東京へと転勤移住した埼玉県民達は、底辺のZクラスとして扱われ薄汚い物置よりもひどい家畜小屋へと追いやられていました。

    例え病気を患い怪我をしても「草を食べさせおけ」と、突き放されてしまう白鵬堂学院の実情を見て、は静かな怒りを燃やしていました。

    やがては、白鵬堂学院生徒会長であり、現在の東京の権力者でもある東京都知事の壇ノ浦建造(中尾彬)の息子である壇ノ浦百美(二階堂ふみ)に気に入られます。

    しかし麗は、埼玉県民を人間として見ない彼を見下し挑発をしてきます。

    百美にライバル心を燃やし、白鵬堂学院から放逐する為に「東京テイスティング」を申し込んできます。


    「東京テイスティング」とは?


    それは小さな瓶に入れられた東京の地方の空気を、匂いだけで言い当てるというゲームです。

    「東京テイスティング」という過酷なゲームでに挑んできた百美だったが、優雅な動作で東京の匂いを嗅ぎ当てる彼のテイスティングに敗北を喫してしまい意識を失ってしまいます。

    気を失った百美を保健室へと運ぶ

    追い出そうとしていた彼に優しくされてしまい、挨拶代わりのキスをされてしまうと、百美にほのかな想いを抱く様になってしまい、深い仲へとなっていきました。

    は、東京都知事で百美の父親である壇ノ浦建造に紹介され、彼の豪邸へと招かれます。

    東京都民が集まる中で、は催しを抜け出し、東京都知事室へと向かいますが、壇ノ浦家の執事である阿久津翔(伊勢谷友介)より呼び止められてしまいます。

    を見て、彼が埼玉県民と見抜いた

    しかしはそんな彼をあしらい、百美の下へと戻ろうとしましたが、そこに埼玉狩りを行う強制送還部隊が訪れ、の家政婦であるおかよ(益若つばさ)を拘束してしまいます。

    おかよを助けようとしたは、埼玉県民だと嫌疑を掛けられ、埼玉県民のソウルフードでもあり埼玉の象徴である“しらこばと”がプリントされた草加せんべいを踏む事を強要されてしまいます。

    絶体絶命の窮地へと追い込まれてしまう

    そんなを救ったのは、なんと百美でした。

    「例え彼が埼玉県民でも関係ない」と「彼と共に歩みたい」と、自分の想い告げる百美の言葉に、は一緒に逃げる道を選びます。

    埼玉へと向かう中で、埼玉の次に僻地として知られている千葉へと向かう二人。

    しかしそこには、壇ノ浦家の執事である阿久津翔が待ち構えていました。

    実は彼の正体は、埼玉解放戦線と敵対する、千葉解放戦線のリーダーだったのです。

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    ネタバレ



    千葉解放戦線を指揮し埼玉県の東京都への通行手形を撤廃する為に暗躍し、埼玉にとって代わって東京都民へとなろうとしていた

    捕縛されてしまった百美

    絶体絶命の中、彼等を救ってくれたのは、埼玉解放戦線の総大将である、解放者・埼玉デューク(京本政樹)だったのです。

    命からがらに翔の千葉の間の手から逃げ出す事に成功した百美

    埼玉デュークは因縁があり、千葉解放戦線の指導者だった、エンペラー千葉と激突した過去があったのです。

    千葉と埼玉の因縁の中、埼玉デュークは、埼玉県開放の為に影で暗躍し、百美に、東京都知事と埼玉県の間にある密約を明かしていきます。

    通行手形制度には多額の賄賂が蠢き、東京都知事には莫大なる裏金・金塊が秘蔵されていると知り、その金塊がある限り埼玉県を縛る手形制度は永遠に無くならないと、驚愕の真実を知らされ、は真相を暴き出す事を決意しました。

    百美に協力をしようとしますが、突然原因不明の病に倒れてしまいます。

    高熱を発し、腕に“さ”の文字が浮かび上がるそれは、埼玉県特有の風土病である「サイタマラリア」に感染してしまったのです。

    もし治療が遅れてしまえば重症化し、命を奪いかねない危険な病。

    すぐに治療が必要であるも、僻地である埼玉県には医者なぞはおらず、祈祷師しかいないと、は埼玉県の不憫さに打ちのめされてしまいます。

    しかし、埼玉デューク百美を東京の病院へと連れていくと、馬を走らせ、山道を進んでいきます。

    無事に百美を自宅へ送り届け埼玉へと戻る途中、埼玉デュークは何者かによって狙撃されてしまいます。

    埼玉解放戦線の最高指導者を失い、千葉解放戦線が動き一触即発の状態になる中、高熱に耐え無事にサイタマラリアから生還した百美は、自分の屋敷内に隠されているだろう賄賂の金塊を探していきます。

    そして隠し扉を見つけ、そこには、金塊を隠した地図が置いてあったのです。

    東京都知事の資金である金塊は、関東最大の秘境とされる群馬県・赤城山に隠されていたのです。

    一方、埼玉デューク不在の中、は千葉解放戦線に迎え撃つ準備を始めていました。

    は自分の出生の秘密を知り、自分は埼玉デュークの子どもであった事を知ります。

    亡き父である埼玉デュークの後継者となり、埼玉県民を導く事になった

    千葉解放戦線を率いると全面戦争が始まろうとしていた中、千葉解放戦線と埼玉解放戦線の全面戦争は仕組まれたものだったのです。

    東京都知事である壇ノ浦建造と、現・神奈川県知事によって、この戦争は引き起こされてしまったのです。

    埼玉デュークを狙撃し、それを千葉解放戦線の仕業と仕向け、両者の共倒れを狙っていた建造

    しかしそこに現れたのは、群馬県の秘境から生還した百美でした。

    群馬県が秘境だったのはブラフであり、東京都の埋蔵金を隠すために県民総出で秘境を演出し金塊を隠し持っていた事、この悪事の全てを公表としようとする百美は、父親に詰め寄りますが、建造は何事もない様に平然としながら、なんの力もない息子を鼻で笑い彼を幽閉しようとします。

    しかし、これもまた、壮大なる計画の一つでしかなかったのです。

    それは唐突でした。
    千葉解放戦線と埼玉解放戦線が共闘し、東京都庁へと進撃を始めていたのです。

    狙撃され命を落としたと思われていた埼玉デュークは存命し、千葉解放戦線に通行手形の賄賂を知らせ、共闘を持ちかけて来たのです。

    そして群馬県に秘蔵された建造の隠し財産である金塊を見つけた百美も合流し、腐り切った父親を断罪する為に彼等と行動を開始したのです。
    完全に虚を突かれてしまった建造

    東京の街は埼玉県民と千葉県民の同盟軍が進撃し、暴走族や農民ら今まで虐げられていた県民達が一揆を起こし都庁を囲んでいきます。

    全ての不正は息子の百美によって暴かれ、建造の悪事は東京都民の知られる事となり、彼は権力者の地位から落とされてしまいます。

    勝利を手にした埼玉と千葉同盟。

    しかし騒動の首謀者である埼玉デュークは警察に連行され、事件は闇へと葬られようとしていましたが、埼玉デュークは新たな計画を発案しそれを百美に与えます。

    それは「日本全国埼玉化」計画と記された、壮大なる埼玉県解放計画だったのです。

    埼玉県と千葉県の熱き戦いを聞いた愛海の両親は、その壮絶な戦いに涙をし千葉も埼玉も関係ないと盛り上がっていました。

    そんな両親に呆れながら、愛海春翔へと会うも、彼もまた埼玉と千葉の壮絶な戦いに感動し、腐り切った東京ではなく春日部に住む事を決めてしまいます。

    しかし埼玉県の戦いはいまだ終わらず、今日も日本のどこかでこの国を地域差別のない埼玉県にする為に戦っているのです。

    映画公式ガイドブックはこちら↓

    感想



    「パタリロ!」などの様々なジャンルを盛り込んだ漫画を手掛ける魔夜峰央先生の、渾身の埼玉県ディスり漫画作品である『翔んで埼玉』が映画化すると聞き、耳を疑ってしまったが、しかし作品の出来栄えは、まさに神作と言ってもいい程のすばらしい出来栄えとなってました。

    真面目な雰囲気で物語は進んでいきあまりにも馬鹿馬鹿しい事を真剣にやっているのだが、登場人物の郷土を解放しようとする愛があまりにも暴走し、大真面目な雰囲気にも関わらず、笑いを誘ってしまう、その展開はさすが武内英樹監督だなぁと思いました。

    武内英樹監督と言えば、ローマ人が現代の日本の風呂に驚愕を受ける『テルマエ・ロマエ』に、音楽の楽しさを教え恋を育んでいく『のだめカンタービレ』などの漫画原作を映画化し、多くの高評価を得ている御人でもあります。

    そんな武内英樹監督が描いた、驚愕の問題作となる『翔んで埼玉』

    最初はどんな人が演じるのかと不安がありましたが、まさか主人公のをあの、GACKT氏が演じ、また仕事人シリーズで多くの時代劇作品や日本映画で二枚目を演じていた京本政樹氏も出演するなど、配役にどんな方法がとられたのかと、またよく快諾してくれたなと驚くぐらいに演技が上手すぎる大御所の俳優などが総出演しており、衰えない演出と演技に、見ていて脱帽してしまう迫力は、まさに武内英樹監督と拍手を送りたいくらい素晴らしい作品です。

    世界を救うわけでもなく巨悪なミュータントや宇宙人の襲来などではなく、ただ“郷土愛”という身近で馬鹿馬鹿しく、それでも『なるほど・・・』と、身近に感じることができて一体感を感じさせてくれる内容の作品は、まさにコメディ映画としてのエンタテインメント性を失わずさらに盛り上げてくれた良作でもあります。

    “千葉県と埼玉県”ディスられるも見逃せない地方の復讐劇ともなる今作は、まさに千葉県民と埼玉県民だけではなく日本全国の方に見て欲しい作品でもあります。


    さいごに

    『パタリオ』世代の方に限らず、魔夜峰央先生のコミックは不思議な魅力に取り憑かれて笑ってしまいます。

    『翔んで埼玉』の原作を読んでみたい方は、書籍で読んで見ませんか?


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    自分の生まれた地域を愛する郷土愛は誰しももっていることを改めて感じることができ、しかも一生懸命さに笑える映画です。

    日常のストレス溜まっている方も、大爆笑で気持ちがスッキリするかもしれませんね。

    映画館に行くのもいいし、動画配信されるのを待ったり、人それぞれですが、いずれにせよ“要チェック”の映画間違いなしですね。

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