2004年に製作されたアメリカのパニック映画『デイ・アフター・トゥモロー』のあらすじや感想をご紹介します。

SF映画のようですが、地球温暖化により突然氷河期になったことで混乱する人々を描き、現実味のある映画として話題になりました。

ネタバレ内容含みますので、映画をこれから楽しまれる方は読むのをご注意くださいね。

【執筆は映画が大好きなライターSUGURUさん(30代、男性)です】

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映画『デイ・アフター・トゥモロー』監督キャスト

【画像引用:https://tv.rakuten.co.jp/content/92561/】

概要動画はこちらです

デイ・アフター・トゥモロー (The Day After Tomorrow)

  • 監督・原案:ローランド・エメリッヒ
  • ジャック・ホール:デニス・クエイド(原康義)
  • サム・ホール:ジェイク・ギレンホール(浪川大輔)
  • ローラ・チャップマン:エミー・ロッサム(小笠原亜里沙)
  • ジェイソン・エヴァンス:ダッシュ・ミホーク(内田夕夜)
  • フランク・ハリス:ジェイ・O.サンダース(土師孝也)
  • ルーシー・ホール医師:セラ・ウォード(小山茉美)
  • J.D.:オースティン・ニコルズ(坂詰貴之)
  • ブライアン・パークス:アージェイ・スミス(日野聡)
  • ジャネット・タカダ:タムリン・トミタ(小野未喜)
  • パーカー:サーシャ・ロイス(成田剣)
  • テリー・ラプソン:イアン・ホルム(小林恭治)
  • ベッカー副大統領:ケネス・ウェルシュ(村松康雄)
  • ゴメス:ネスター・セラーノ(大塚芳忠)
  • ブレイク大統領:ペリー・キング(有本欽隆)

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    映画『デイ・アフター・トゥモロー』あらすじ


    広大な氷だけの世界、南極。
    気象学者のジャック・ホール博士(演:デニス・クエイド)は、そこで棚氷の調査をしていた所、その氷の地割れに危うく落ちそうになりました。
    まるで地球が裂けたかのような割れ目は、南極の氷の融解のスピードが尋常でないことを表していました。

    勿論、その原因は、地球温暖化であり、人間にありました。
    これを国際会議の場でジャックは警鐘しました。
    しかし彼の理論では、温暖化によって、遠い将来地球に氷河期が訪れるというものであった為、各国の政府高官らには理解されがたいものでした。
    アメリカのベッカー副大統領も同じで、結局ジャックの意見は、聞き流されてしまいました。

    そんな彼に、理解を示してくれたのが、ラプソン教授でした。
    彼はスコットランドの海洋学者で、北太平洋の海流といったあらゆる海に関するデータを多数保有していました。
    これをジャックに提供し支援してくれました。

    世界中に異常気象

    ジャックは、このデータを解析し始めます。
    ところが、時を同じくして、世界中に異常気象が見られるようになりました。

    東京に大きな雹が降ってきたと思えば、ロサンゼルスでは巨大ハリケーンまで発生します。
    ハリケーンは、高層ビルをも根こそぎ破棄するほどの破壊力です。

    またイギリスでは、軍のヘリコプターが、燃料オイルの凍結によって墜落する始末・・・。
    これらから、地球全体で急激な気温低下が起こっていた事がわかりました。

    同時にこれらはまるで、今から起こる未曾有の地球規模の大災害を警告しに来たかのようでした・・・。
    この警告に気づいたジャックは、アメリカ政府に談判します。
    しかし、ベッカー副大統領は彼の意見に耳を傾けようとせず、結局これといった対策は行われませんでした。

    そんな事を知らないサム(ジャックの息子)(演:ジェイク・ギレンホール)は、高校生学力コンテスト(クイズ大会)に出場する為、ローラとブライアンと共に、ニューヨークに来ていました。
    ここでは大雨が続いており、一時コンテストで知り合った資産家の息子のJ.D.(※人名)の厚意で、彼が泊まる高層ホテルに避難しますが、そこにいることすら危険性を感じるようになった為、国立図書館へと移動を開始しました。
    この頃には、ニューヨーク中が雨で水浸しとなり、膝近くの高さまで水が達していました。


    映画『デイ・アフター・トゥモロー』あらすじ(ネタバレ含む)


    津波・異常気象

    ついに、嵐によって巨大化した津波(高潮)までもがニューヨークを襲う自体となりました。
    遠くから迫ってくるそれに、サムは逃げようとしますが、ローラが図書館前でタクシーの閉じ込められている外国人親子を助けようとします。
    その際、ローラは足を怪我してしまいますが、今は治療をする余裕等到底ありませんでした。
    慌てたサムは、ローラらを助けに行きました。

    図書館内に、間一髪逃げ込んだサム達は、異常気象に恐怖し始めます。
    そこでサムは、両親に救援と助言を求めようと、図書館の地下の公衆電話を使って、父のジャックと連絡を取りました。
    ジャックは的確な指示をサムに与えます。

    ジャックの調べによれば、急激に地球の気温が下がっており、すぐさま外にいれば凍死してしまうほどになってしまうとの事。
    大雨だけであった頃に、一度連絡を二人は取り合っており、始めジャックは「南へ行け」と指示しましたが、それを取り消しました。
    特に、地球の北半球の大部分が、氷河期のような気候になり、地球全体が大混乱に陥ろうとしていたのです。
    もはや南(の温暖な所)へ逃げている猶予もない為、とにかく暖を取るように指示します。

    ただ電話中も、サムの居場所もどんどん先程の高潮が、図書館内の地下を水で埋めつくした為、一時サムは極度に冷たい水に体を壊してしまいます。
    そんな時、彼を救ってくれたのが、ローラでした。
    彼女は体を寄せ合って、サムの事を温めてくれました。
    助け合う二人の距離は、こうして縮まっていったのでした。

    とはいえ、外の景色は悪化していく一方です。
    先程の津波で流されたものは多くあり、その中にはタンカーまでありました。
    タンカーは、かつて道路であった場所に放置されたバスにぶつかってようやく止まる事ができました。

    サムと電話中に、(サム側が浸水で)電話が切れてしまった為、ジャックと妻ルーシーは、息子の安否が気がかりでなりません。
    すぐ様ジャックは、サム救出へと出発に向かおうとします。
    しかし、ジャック一人ではどうにもならない為、彼の同僚のフランクとジェイソンも自らの危険も顧みずに協力してくれる事となりました。
    こうして、彼らはサム達のいる極寒のニューヨークへと向かうのでした。

    極寒のニューヨーク

    ニューヨークには、雪が降り積もるにとどまらず、一面氷の世界へと変貌してしまいました。
    少し前に襲ってきた高潮が一面氷ついた為、全てが陸のようになったのです。
    すると、その氷の上を歩いて避難する人が続出しました。

    それを見た図書館内に避難していた人々は、「手遅れになる前に行こう」と言って、とある警官がそれを先導していきました。
    しかし、サムは父の言葉もあり、彼らを止めようとしますが、結局聞き入れては貰えませんでした。
    結局、図書館内には、サムの友人のローラにブライアン、またJ.D.、ホームレスで犬を連れたルーサーと、図書館司書のジュディスといった限られた人間だけが残ることになりました。
    (この後、結局避難した人々は、極寒の世界の中で次々に凍死して行くのでした。)

    アメリカ政府がジャックの警告を痛感する

    さて、アメリカ政府ではこの非常事態にようやくジャックの警告が正しかった事を痛感していました。

    再度ジャックの助言を聞き入れますが、またも彼の提案は受け入れがたくも、今まさに迫る危機がどれほどのものかを思い知らされるような内容でした。
    ざっと、アメリカ地図の中央あたりに線を書いたジャックは、その線より南(及び国境を超えてメキシコ)に全国民を避難させられるだけ避難させるようにというのです。

    現実にそんな事をするのは無理だと、ベッカー副大統領はまだ彼を受け入れられません。
    とはいえ大統領は理解を示し、今起きている異常気候から、ジャックの意見を取り入れ、軍共々、それを実行するように命令するのでした。

    ジャックがこの提案後すぐに去っていくと、いまだに彼を信じられないベッカー副大統領は、彼を「安全な所にいるのだから何とでも言える」と皮肉ります。
    これに、トム(気象庁職員でジョックの上司)が短くも痛烈な言葉で批判します。
    「彼(ジャック)の息子は(極寒の)ニューヨークです。」と・・・。
    これにさすがのベッカー副大統領も言葉をつまらせ、ようやくジャックの意見を信じたのでした。

    ローラが病気に

    父ジャックが助けに来てくれると信じているサムは、図書館に残ったみんなと暖を取る為に、図書館の本をかき集めます。
    燃やしても良い本は片っ端から集め、暖炉へと投げ込んで行きます。
    とその時です。
    ローラが急に倒れ込んでしまいました。
    原因は、津波時に怪我をした足が化膿した事が原因でした。

    知識の豊富な司書のジュディスは、この図書館内の書物を把握仕切っていたので、医学書を持ち出し、彼女の病状を調べます。
    すると、敗血症であること、そしてこのままではローラの命に関わることがわかりました。

    サム達は、ローラを救おうと考えますが、この図書館には薬なんてありません。
    そして、ふと外に流れ着いたタンカーがある事を思い出します。
    大型船であれば、医療用の薬等があるかもしれない。
    そう思ったサム、ブライアン、J.Dは、タンカーへと急ぎ向かったのです。

    フランクの最期

    一方、ジャック達は猛吹雪の中、車を走らせてきましたが、視界ゼロの中を進んだ為に見えない壁に正面衝突。
    車が駄目になってしまったので、その後は歩いていく事にしました。
    あの南極で調査をしていた時と同じ防寒装備を身にまとって・・・。

    しかし、道なき道は多数危険がありました。
    視界が見えないだけでなく、GPS端末を持っていようとも、自分がいったい今どこを歩いているのかもわからなくなります。
    そして、フィラデルフィアとニューヨークの中間あたりまでくると、彼らはなんと、彼らは重い装備品を乗せたソリと共に、大型ショッピングモールのガラス天井の上を、進んでいたのです。

    重さに耐えられなくなったガラスはひび割れます。
    フランクはその穴に落ち、宙吊りになります。

    三人は、登山の時と同じように、命綱で連結している状態です。
    ジャックとジェイソンは、何とか彼を助け出そうとしますが、さらなるガラスの天井崩壊に繋がりかねない為、フランクは命綱を自ら切りました。
    命綱が切れ、ショッピングモールの天井から、彼が床に落ちるまでそう時間は長くはないものの、時間が止まった如くゆっくり「時」は流れ、ジャックは彼の死を直感し、絶望するしかありませんでした。

    地に叩きつけられたフランクは二度と目覚めることはありませんでした。
    その絶望の中でも、ジャックは息子サムを救う為、涙をこらえてひたすら前進するしかなかったのです。

    容赦なく襲う大寒波

    サム達はというと、ローラの為に、タンカーに入り込み、薬を探し出しました。
    しかし、そこでは動物園から逃げ出した狼達に襲われます。
    それによりJ.Dは足を負傷。
    足を引きずる彼を抱えて、サムとブライアンは図書館に戻ろうとします。

    同時に、さらなる大寒波が到来します。
    勢いおく凍りつく世界に、間一髪、彼ら3人は館内の暖炉のある唯一温かい空間へ逃げ込んだのでした

    大寒波は、同時にジャックの方にも訪れていました。
    この頃、ジェイソンが凍える寒さの中、気を失っていた為、ジャックがソリに乗せ、引きずりながらの前進でした。

    大寒波の予兆に気づいたジャックは、急ぎ彼を煙突(のついた家)に投げ入れ、自身もすぐ様その中に飛び込みます。
    そして、その中にあるキッチンのコンロに急ぎ火を入れ、大寒波によって凍りつくことを何とか避けたのでした。

    サム達のいる図書館で生き延びることができるのは今いる暖炉のある部屋だけとなりました。
    ひたすら、ここで父ジャックが助けにくるのを待つしかありません。
    幸い、タンカーで入手した薬を使い、ローラの体調も快方に向かって、サムは不安ながらも、安心することができました。
    暖炉の火だけが、今や命をつなぐ、“光”でした。

    ジャックとサム、父子の再会

    ジャックは、先程の大寒波から生き残れたので、再び前進し始めます。
    そして、ついに大雪(と氷)に埋もれたニューヨークの図書館へとたどり着きます。
    恐る恐る彼が中へ進んでいくと、奥の暗い部屋から一筋の光が見えてきます。
    ジャックがその光が漏れ出す部屋の凍りついた扉をこじ開けると、ついにサム達に巡り会えたのです。

    「本当にきた!」
    図書館内に残った人達は、歓喜します。
    これにサムも同調し、父と感動の再会を果たすのでした。

    大寒波の収束

    (特に描写はないものの、ジャックのアドバイスを受けながら彼らは一定期間過ごし、)
    しばらくすると、地球全体を覆っていた大寒波は弱まり、地球の気温低下も弱まっていきました。
    宇宙の衛星からもそれを確認することができ、人類は安堵します。

    ジャック達の元には、(軍の)ヘリコプターに乗ったトムが救助隊を率いて助けに来てくれました。
    こうして、彼らは無事助かり、極寒の世界からようやく生き延びたのでした。
    また、ニューヨーク中にはまだ助かった人々が多くいたので、複数のヘリコプターが、まばゆい太陽の光がさす中、彼らを助けていくのでした。

    ベッカーは、今や副大統領ではなく、(暫定)大統領として、臨時政府を指揮していました。
    大寒波の最中、それに巻き込まれ大統領が死亡してしまった為です。
    彼は、メキシコ政府が国境を超えるアメリカ避難民を受け入れた事への感謝と、復興への決意を宣言します。
    政府もこれから茨の道ながらも、希望が見えた事に安堵したのでした。
    ジャックの避難警告で多くのアメリカ国民が助かったのでした。

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    感想

    映画公開当時より、フィクションでありながら、その真実味に人々が驚かされました。

    ストーリーでは、ジャックが温暖化により、異常気象が相次ぎ、地球全体が「寒くなる」ことを提唱していましたが、現実の世界でもこの可能性は多いにあるとの事。

    現に、世界中でも近年異常気象が相次ぎ、アメリカでも度々大寒波が訪れ、「まるでデイ・アフター・トゥモローのようだ」と言われることもしばしばありました。

    映画公開は2004年でしたが、見事にそれに近い世界を感じさせられ、環境問題に対する警告映画としても、意味あるものとなりました。
    その為、中々見応えのある作品でした。

    また出演俳優人にとっても、出世作になったといっても過言ではありません。

    公開当時は、あまりパッとしない俳優が出演しているかのように言われた作品でしたが、映画が大ヒットした事で一気に評価も変わりました。

    ちなみに、映画公開時(またDVD版)の吹き替え声優陣には失礼ながら、のちのテレビ放送版(テレビ朝日版)等では、だいぶ有名声優が揃えられたように感じました。

    記事で紹介している声優はDVD版です。


    勿論、映画版にも浪川大輔等著名な声優もいましたが、よりヒット作に合わせられたと言っても良いのでしょう。

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