2020年の豊洲市場のマグロの初競りで、過去2番目という1億9,320万円という破格の金額がつきました。
初競りのマグロの価格がそのまま漁師さんの取り分にはならないと思うのですが、いったい漁師さんにはいくらの取り分が入るのでしょうか?
皆目検討もつかないので、2020年の初競りを例に計算してみました。

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マグロ初競りの漁師の取り分は?(2020年)



2020年のマグロ初競りで約2億のマグロを釣り上げたのは青森県大間町の漁師、山本昌彦さん(57歳)です。

大間まぐろはグルメブランドで、毎年お正月明けの初競りは賑わいますよね。


マグロの競り分が漁師さんの取り分につながるのであれば、本当に嬉しいことでしょうがいろいろな業者に手数料を支払う必要があります。

実際計算してみます

SAKISAKI

余計なお世話ですが、気になるので計算してみました。


まず、初競り価格は1億9,320万円です。

落札額から差し引かれる手数料
  • 都道府県漁連(青森県漁連):1.5%(2,898,000円)
  • 水揚げした漁港(大間漁協):4%(7,728,000円)
  • 荷受け業者(市場で競りが始まるまでマグロを預かる):5.5%(10,626,000円)

  • 手数料だけでも結構な金額ですね。
    手数料を差し引きますと、171,948,000円(約1億7195万円)です。

    あとは所得税・住民税がかかってきます。
    所得税は収入によって税率や控除額が変わってきますが、住民税は10%差し引かれます。

    今回のマグロは、億超えてますので所得税は最高の4,000万円超えの税率になります。


    ⬇課税所の計算表はこちらです。

    課税所得 税率 控除額
    195万円以下 5% 0円
    195万円超 330万円以下 10% 97,500円
    330万円超 695万円以下 20% 427,500円
    695万円超 900万円以下 23% 636,000円
    900万円超 1,800万円以下 33% 1,536,000円
    1,800万円超 4,000万円以下 40% 2,796,000円
    4,000万円超 45% 4,796,000円

    【参考サイト:所得税の計算式

    先程の171,948,000円(約1億7195万円)から所得税を計算しますと、72,580,600円(約7258万円)です。

    更に住民税は10%(17,194,800円)かかります。


    税金を差し引いて手元に残る金額は、82,172,600円(約8,217万円)となります。

    SAKISAKI

    こう考えると税金って高いですねー。
    金額については、個人で電卓パチパチ計算したので若干の誤差があるかもしれませんがお許しくださいね。


    2020年マグロの初競りで1億9,320万円という、過去2番めの高値ですが、半分以上は手数料や税金でなくなってしまうのですね。

    2020年の一番マグロを釣った漁師は?



    今回のマグロを釣ったのは漁師のは、山本昌彦さん(57歳)です。

    漁師歴40年で、息子さんと一緒に漁師をやっているそうです。

    毎年マグロの初競りには挑戦されているそうですが、最高値をつけたのは初めてだそうでは、は、山本昌彦さんは「漁師やってれば(一番マグロが)夢」と話されてました。

    3年前には所有していた漁船が火災にあい全焼し2年間マグロ漁をすることができず昆布漁などで生計をたててた苦しい時期もあったそうです。

    その後借金をして漁船購入し、マグロ漁を再開したところの今回の朗報だったようです。

    陰で支えていたご家族も今回は本当に喜ばれたことでしょう。
    日頃、何も考えずに美味しいマグロを普通にいただいてますが、改めて漁師さんが苦労して釣ってきたマグロなんだなぁと思いました。


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